一夜飾りは縁起が悪い? その意味と対応策を解説

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年の瀬が迫る12月、師走の名の通り、色々な片付けやお正月
の準備で忙しくなります。

新しい年を迎える準備として、門松やしめ縄、鏡餅を用意する
ご家庭も多いことでしょう。

これらのお正月飾り、いつまでに飾ったらいいものなのでしょうか?
何となく毎年飾っていたなんて方も多いでしょう。

いつはいけないのか?ではいつならいいのか?気になるところですね。

そこで今回は、「一夜だけ飾る一夜飾りがいいのか悪いのか」についてお伝えします。



1.一夜飾りは縁起が悪い? その意味と由来とは?


門松などの正月飾りを大晦日に飾ることを「一夜飾り」というのは聞いたことが
あると思います。よく、一夜飾りは良くないといいますが、なぜいけないのでしょうか?

まず言われるのが、
お正月に神様を家に迎えるのに一夜しか飾らないのは誠意に欠ける
ということ。

昔から避けるようにしていたようです。

毎年新しい年の神様は、31日の早朝に家にきて、
前年の神様と引継ぎがあるのだとか。。。

なので、31日に飾ると神様をお迎えするのに間に合わないともいわれています。

31日にお正月飾りがないと、
「神さまをお迎えする準備がされていない家」と見なされ、
お正月に神さまが家へと入ってくれません。

お正月にお迎えする神さまは「年神様」と呼ばれ、
1年の家内安全を担う神さまです。

この時お迎えできないと、
1年間家庭の中に神さまが不在になるということになります。

また前年の神さまとの引き継ぎがうまく行われないということは、
その家に関わる必要事項が伝達されないと言うことです。

「どんな年頃の子供が居て、普段どんな生活をしている」という情報がなければ、
神さまも守護すべき家に福を運ぶことは出来ません。

そのためにも、31日の神さまの引き継ぎをスムーズにするために
一夜飾りは縁起が良くないといわれて避けられているのです。

同じ理由で、正月飾りは「松の内」すなわち1月7日までは飾られます。

いつまでを松の内を定めるのかは地域によって差がありますが、
これはあまりにも早く正月飾りを片付けてしまうと年神様がその家から離れてしまうためです。

せっかく家の中に招き入れた年神様なのに、
早々に飾りを片付けて「ああ自分は招かれざる客なのだな」と
年神様に思われないようにするためです。

年中正月飾りを飾る風習のある出雲の地域は、
常に神さまが宿る土地ならでは風習と言えます。


また、お葬式やお通夜などは突発的で一夜で準備を済ませることが多く、
その準備を連想させるので、一夜飾りは縁起が悪いとされています。

縁起を担ぐために飾るのがお正月飾りですから、
縁起が悪い飾り方は避けた方がいいでしょう。

ではいつまでに飾ったらいいのでしょうか?

一般的には28日までに飾るのがいいようです。

30日でも一夜飾りにはなりませんが、旧暦で30日は大晦日とされるので、一夜飾り
と同じ意味合いになってしまうので避けるという人もいるようです。

では29日ではどうでしょう。

29日には9の数字があり、
「く」=「苦」の文字を連想させるため、
29日に飾るのも避けられています。



2.一夜飾りは縁起が悪い? 間に合わない場合の対応策・対処法


せっかく用意していたお正月飾り、バタバタと忙しくて、うっかり飾るのを
忘れてしまっていた!というときは、どうしたらいいでしょうか?

もう間に合わないから、今年は飾らずにお正月を迎える、というのも
なんだか気分のいいものではありませんね。

そんな時は、とにかく神様に感謝の気持ちを伝えて飾ることです。

飾り付けが遅くなってしまったことを詫び、
また一年の感謝の気持ちを込め、
無事に過ごせたお礼を伝え、
また新たな年神様にも新年のあいさつを丁寧に気持ちを込めて
行うことです。

どうしても一夜飾りに抵抗がある場合は、
除夜の鐘が鳴り出してから飾ってもいい、とか
大晦日の0時を過ぎ年が明けたらなるべく早く飾るといった方法もあるようですが、
一年の締めくくりと、年初め、なるべく気分よく過ごせるようにしたいですね。



3.一夜飾りは縁起が悪い? 正月だけじゃない?


一夜飾りと聞くと、何となくお正月飾りを思い浮かべてしまいますが、
一夜飾りはお正月だけではありません。

女の子の節句である、ひな祭り。

この時に飾るお雛様も一夜飾りは避けられます。

お正月飾りと同様、お葬式などが一夜飾りであることから縁起が悪いとされたり、
お雛様はもともと病気や災いを人形に移し、身代わりとなってもらうというものでした。

そのため、そのお身も守ってくれる雛様を一夜で飾るのは良くない、
失礼であるという考えがあるようです。

同様の意味で、男の子の無事の成長、繁栄を願う端午の節句をお祝いするときに
飾る5月人形も一夜飾りは良くないとされています。



4.まとめ


一夜飾り、何となくいけないとはわかっていたけど、実際は色々な
想い、考えが込められて避けられていた風習なのです。

意味を知ってみると、家族を思い、健康を願い、また神様に感謝し、
同じ行事をするにも、どうせ行うならより良い日を選んだほうがいいと
考え抜いた先にできた風習なのかもしれませんね。

せっかくお正月飾りなどを飾るなら、先人の教えに習って、ベストな日に
飾れると気分も晴れ晴れするかもしれませんね!

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